
ずーっと使ってたギターケーブル(シールド?)のプラグを変えてみました。
NEUTRIK ( ノイトリック ) / NP2RX-B
交換したのは、「NEUTRIK」の「NP2RX-B」というものです。
なんで、ノイトリックに交換しようと思ったかは、後述します。
ノイトリックのL型モノラルフォーンプラグといえば、「NP2RX」もありますが、なんとなく「NP2RX-B」にしました。
「NP2RX-B」 のほうが、ゴールドメッキがされているのでいいかなと思ったくらいです。
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ノイトリックのプラグの取り付け方法
準備
まずノイトリックのプラグの紹介。
袋をあけると、4つのパーツが入っております。

今後の説明のため、プラグ本体、プラグカバー、キャップ、チャックという名前にしときます。
ノイトリックのプラグを使うのは初めてだったので不安でしたが、HPに取付説明書がありました。全部英語ですけどね。
訳すとだいたいこんな感じ。
1. あらかじめキャップをケーブルに挿しておく。
2. 図のようにケーブルを準備しておく。
3. シールド線、芯線の順にハンダ付けしていく。
4. チャックをケーブル上に配置する。
5. プラグカバーを停止位置まで押す。
6. キャップを締めて、取り付け完了。
ノイトリックのプラグをケーブルに取り付けるには、ハンダ付けが必要になってきます。
ハンダセットは以前安ギター改造のときに用意したので、それを使います。

関連記事:[安ギター改造 その3]テレキャスの弦の裏通し穴加工とブリッジ交換
それから、今使ってるギターケーブルの紹介を一応。

ケーブルはカナレのケーブルで、プラグの片側がCLASSIC PRO(クラシックプロ)の「P12R L型フォンプラグ」に交換されています。座って弾くからL型のほうが都合がいいんです。
クラシックプロってAmazonでも取り扱ってるんだね、圧倒的に高いけど笑。サウンドハウスの独自ブランドだから当たり前か。
調べたところ、2009年にこのプラグを購入してますので、11年前に交換したということかな?自分でハンダ付けした記憶が全然ありませんが。
このプラグを取り外します。取り外さなくても切り落としちゃえばいいんだけどね。

とりあえずハンダを取ってみました。ハンダの付け方がだいぶ適当でした。

このままの先っちょだとそのまま使えないので、結局切り落としました。

1. あらかじめキャップをケーブルに挿しておく。
次の手順は、「キャップを先にケーブルに通しておく」なんだけど、ここで一瞬ビビった。
キャップの穴がだいぶ小さい。

だが何てことない。キャップの穴の部分はゴムっぽい素材で出来ているので、穴の経以上に太いケーブルでも通すことができる。
そもそもこの穴より細いギターケーブルなんてないか。
ここでチャックも先に通しておいた。

説明書にもあるが、経が5.5mm以上のケーブルのこのプラグを取り付ける場合、チャックのツメのような部分を切り落としておく必要があるようだ。

カナレのケーブルはちょうど5.5mmで、切り落とさなければハメることができなかった。あとで気づいてツメを取り除いた。
2. 図のようにケーブルを準備しておく。
説明書の通り、まずは20mmで表面の被膜をはがず。カッターで切り込みを入れてクルクルしてたら被膜は取れた。

そうすると、編み込まれたものが見える。これがシールド線と呼ばれるものらしい。このシールド線を丁寧にほどいていく。

ほどけたらまとめてこよりのように撚っておく。

そして次に、中の被膜を4mm剥がす。カッターで切ったら表面の被膜しか切れないので、頑張って中の被膜まで切って、芯線を出し撚っておく。シールド線を10mmでカットして、準備完成。

3. シールド線、芯線の順にハンダ付けしていく。
説明書では、 シールド線をつけたあとに芯線を付けろとの記述があるが、芯線を先につける方がやりやすいそうだ。

芯線のシールド線に予備のハンダをつけて、パーツ側にもつける。
シールド線をつけるところは面だが、芯線のほうは筒状になっているのでだいぶハンダ付けしづらい。
なんとかハンダ付け完了。

4. チャックをケーブル上に配置する。
ハンダ付けが完了したら、チャックを良きところに配置しておく。

5. プラグカバーを停止位置まで押す。
そしたら、プラグ本体とプラグカバーをくっつける。

6. キャップを締めて、取り付け完了。
最後にキャップを取り付ける。これがなかなか固い。逆に言えば、なかなか緩んでこない。

無事音も鳴ったので、完成。
とも思ったのもつかの間、クラシックプロの部品をつけたままだった。ハンダ付けした後では、どう頑張っても取ることはできない。反省。てへ。

ノイトリックのプラグに変えた理由
そもそもこのパーツに変えた理由はテレキャスターのプラグにうまくはまらなかったから。
テレキャスの嫌な部分はジャックカップ部分。L型プラグがはまらないことで有名。
だからテレキャスターカスタムを自作したときに、 ジャック部分はジャックカップではなくエレクトロソケットにしようとこだわった。
そしていざエレクトロソケットにしたものの、それでもうまくはまらない。ハマっていないわけではないが、気持ちよくカチッといかない。
そして調べていくうちに、ノイトリックのプラグならカチッとハマるという噂を聞きつけて、今回交換してみたのだ。
そしてこのたびテレキャスターカスタムでも、プラグが気持ちよくカチッとハマるようになってくれました。ノイトリックありがとう!

ちなみにノイトリックとクラシックプロのプラグを比較したのだが、大きさにはほとんど差がない。差し込む部分がノイトリックのほうが長いというわけでもない。どうしてノイトリックがカチッとハマるかは謎です。
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