「Squier by Fender / Affinity Series Telecaster (Butterscotch Blonde)」の改造シリーズ、第7弾目。
ステイン着色が終わりましたので、オイルフィニッシュをしていきます。
オイルフィニッシュに用意した工具
- ワトコオイル ナチュラル
- キムワイプ
- 使い捨て極薄手袋
オイルフィニッシュにはワトコオイルを使います。
ステイン着色のときと同じように、使い捨て極薄手袋をして、キムワイプを使って塗り込んでいきます。
オイル塗布 1回目
ワトコオイルはさらさらしていて、サラダ油とかごま油みたいです。
ですので、塗布もすごい簡単にできてしまいます。
匂いもほとんどないので、家の中で塗布しても全然大丈夫です。
ラッカーなどスプレーはにはない手軽さですね。
説明通り、たっぷり塗って、30分くらい放置後、拭き取ります。
そして一日ギタースタンドに吊るして放置します。
オイル塗布 2回目
1日乾燥させたものがこんな感じです。
2回目のオイル塗布も1回目と同じ要領で行います。
が、今回は少し違うことをやってみます。
それはオイルサンディング。
またの名を、ウェットサンディング。オイル研ぎ、油研ぎとも言うみたいです。
ウェットサンディングをすると、オイルがより深く染み込むし、削りカスが導管に埋め込んで滑らかでしっとりした質感を生み出すそうです。
やったことはないけど、ネットに書いてあったのでやってみます。
#800の水研ぎヤスリペーパーを使って、オイル塗布後30分くらいしたら、再度ワトコオイルを塗り、ペーパーで磨いていきます。
そしてここで問題…。
青色が剥げていく…。
よく考えればわかることだが、「サンディング=木部を削る」なので、着色された木部が削れて色が薄くっていくのは当たり前。
ギターをオイル研ぎしている人もいたから深く考えず実行に移してしまったが、そういえば皆さんナチュラル塗装で、ステイン着色してた人はいなかったな…。
とんだ凡ミス。
それでも、少し色が剥げたムラ感も別に悪くないと思って、全体的に軽くオイルサンディングしておきました。
オイル塗布 3回目
オイルを2回塗布し、乾いたのがこんな感じです。
前回のオイルサンディングですこし色落ちがあるでしょうか。
今まで手袋していて気づかなかったけど、この時ボディを素手で撫でてみると、めっちゃサラサラ、しっとりツルツル。
もうオイルサンディングは止めて、1回目と同じようにオイル塗布します。
30分放置してから、残ったオイルを拭き取りますが、めちゃくちゃキムワイプが青くなりました。
前回のウェットサンディングのせいですね。
オイル塗布 4回目
オイルを3回塗布し、乾燥させてこんな感じになりました。
さらに色が落ちている感じがあります。
オイル塗布はこれで最後にします。
1回目と同じように塗布して30分放置して拭き取ります。
そしてここからは2時間とか半日置きとか、気づいた時に拭き取りを行いました。
そしてキムワイプにオイルがつかなくなるまで拭き取りました。
オイルフィニッシュ完成!!
そして完成したのがこんな感じです。
ボディサイド部分。しっと艷やかです。
ボディ裏。オイルサンディングを表よりたくさんしたので、さらに青色が落ち、木の色が出ています。
まとめ
オイル塗布ではキムワイプがとても重宝しました。
ワトコオイルは乾くと固まりますので、同じウエスを使って塗ることはできません。
キムワイプはティシューのように気軽に少量使えるので、拭き取りも思い立った途端にできてしまいますし、捨てるのも楽です。
Tシャツの切れ端や布のウエスでもし行っていたら、準備も大変ですし、後片付けも大変だったでしょう。
今回、塗装剥がし→ステイン着色→オイル塗布を初めて行いましたが、どれも難しいものはありませんでした。
ですが、キレイに、完璧に行うとなると、一番気を使うのは下地作りでしょうか。
ステイン着色の記事でも書きましたが、下地をキレイにつくっておけば、中途半端なサンディングをせずにキレイに着色もできたでしょう。
もし次やるのであれば、下地づくりをゆっくり時間をかけて完璧にやりたいですね。
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