不快な症状は過敏な神経のいたずら

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それではまず体に起こる不快な症状に「直面」してみましょう。
まずソファーなどゆったりしたイスに座ってみてください。この時、緊張したり体をこわばらせたりせず、できるだけくつろいでください。
力を抜いて、ソファーに体を沈めるように、ソファーに身をゆだねてください。そして自分の体に起きる不快な症状を分析するのです。これが「直面すること」です。

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直面してみよう

自分に起きている症状の1つ1つをじっくりと観察して、どんな感じか言葉に出して再確認してみましょう。例えば「手が汗ばんでいて、体が緊張していて、胃が気持ち悪くて、呼吸がうまくできていない感じで….」といった具合です。

改めて自分の体に起こる症状を言葉に出して観察してみてどうだったでしょうか?恐ろしく感じましたか?症状の辛さはどうですか?
こうやって症状に「直面」してみると、案外症状は辛くなく、恐ろしく感じるほどのものではなかったのではないでしょうか?そう思った方は、今まで症状と「直面」せずにいたと言えます。何かしら症状が現れるとすぐにその症状を治そうだとか消そうとやっきになっていたのだと思います。

あなたが固く緊張して、それから抜け出そうともがいている時は恐ろしいものと感じられた体の不快な症状は、単なる肉体的な違和感で、医学的には大した意味を持つものではなく、実際何の害も及ぼすものではないのです。

症状の意味を受け入れよう

「直面」することによって、冷静にその症状の正体を見つめ、慌てふためくことも気を病むことも必要がないことに気づけば、あなたは「受け容れること」ができていると言えます。
症状を治そうだとか消そうとやっきになること、症状について慌てふためくことや気を病むことは「受け容れること」に反しています。症状を「受け容れること」ができるようになれば、症状はいずれどんどん軽くなり、どんどんと気にならなくなってくると思います。

直面し、受け入れれば、症状が減る

これらの症状は過敏になっている交感神経のいたずらにすぎないので、「直面」し「受け容れ」られるようになれば、余計なアドレナリンが分泌されることもなくなり、結果、神経が興奮することも少なくなり、自律神経系のバランスがよくなり、神経過敏状態、緊張状態が和らぎ、その結果症状も減っていくのです。

「直面すること」と「受け容れること」ができたら、次は「浮かんで通ること」です。「直面」し「受け容れること」ができたからと言って、体に起こる症状はとたんになくなる、ということはありません。
今まで過敏だった神経がすぐに元に戻ることはないでしょうし、生活をする中で、緊張や不安、ストレスや疲れがたまるとまた症状が出てくるかもしれません。
ですが、「直面」し「受け容れること」ができているのであればそんなに心配することはありません。「直面」し「受け容れること」ができているあなたは、体に起こる症状が何の害も無く、少し時間がたてば消えてしまうことを知っています。症状を気にしたり消そうとしたりすると余計に神経が興奮してしまうことも知っているはずです。

浮かんで通るを実践しよう

体に不快な症状が起きた時、症状に「直面」し、症状を「受け容れ」てみて、「この症状はなんの害もない、いつものことだ、神経がちょっと過敏なだけだ」と思えるようになったら、その症状の上を「浮かんで通っ」てみましょう。
前述したとおり、「浮かんで通る」とは気にしない、波風を立てない、症状を気にかけたり心配しすぎたりしない、症状にあわてふためかない、という意味です。症状が起きてもほっておくのです。症状が起きても普段どおりの生活をすればいいのです。
そうやって症状を気にしないでいれば、余計なアドレナリンが分泌されることがもっと少なくなり、神経が興奮することももっと少なくなり、その結果症状もますます減っていくのです。

あとは、時が経つのにまかせるだけ

「浮かんで通ること」ができたら、あとは「時が経つのにまかせること」だけです。
あなたは不快な症状の対処の仕方を知り、そして、あなたの体はむやみに神経が興奮することもなく、アドレナリンがむやみに分泌されることもなく、おだやかな状態になってきているはずです。
あとは時間が解決してくれます。時が経つのに身をまかせるのです。
どんな病気でも治るのには時間がかかります。過敏な神経が元に戻るにも時間がかかります。
たとえ不快な症状が体に起きても、辛抱強く「直面」し「受け容れ」て「浮かんで通」り、そして「時が経つのにまかせる」のです。どんな時も諦めずこの4つの言葉を守り続ければ、不快な症状もいつしか気にならなくなり、いずれ消えてしまうでしょう。

目次

1. あなたのパニック障害の治し方、間違っていませんか?
2. 自律神経について
3. パニック障害のメカニズム
4. 4つの言葉
5. 常に付きまとう不快な症状
6. 不快な症状は過敏な神経のいたずら
7. パニック発作
8. 恐怖を識別する
9. 広場恐怖
10. 4つの言葉をうまく使うために

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コメント

  1. なお より:

    はじめまして。
    患って8年目になる者です。
    良くなったり、つまずいたりを繰り返していて、
    最近調子が悪く滅入ってたのですが
    そんな時このページを見つけて目からウロコでした。
    調子が悪くなる度読み直して頑張ろうと思います!
    これからも更新お願いします(=゚ω゚)

  2. あーしゃん より:

    初めまして。えむ氏さんの記事から色々と学ぶことがあり、本当に今までの考えが空回りしていたと痛感しています。紹介されている、書籍2冊、”不安のメカニズム”と”シロクマのことだけは考えるな”を早速購入して読み漁りました。今までは森田療法の事も知っていましたが今ひとつ自分には馴染めず、デビット、d、バーンズの”不安もパニックもさようなら”が私のバイブルのような存在でしたが、エクスポージャーに踏み切るまでにはどうしても勇気がありませんでした。車を運転できる距離に制限がかかり、どうしても一人で運転するのは、近所しかいけないという状況にになって4年が経っていました。
    もちろん、カウンセリングにも通い、マインドフルネスもすごく効果を発揮してくれました。毎日の水泳もこれなくしては、ダメになっていたと思います。
    そして、不安のメカニズムの中の文章に納得がいき、理解し、覚悟し、自分からはそういう状況を作るのはむづかしかったのですが、どうしても、一人で運転しないといけない状況になり、キャンセルもできたのですが、これは、チャンスだ!ピンチをチャンスに!これを逃したら、また逃げてしまうかもと思って決行しました。レメディーも持たず、水も持たず、勿論お薬は飲んだことがないので持たず、携帯電話だけを頼りに。いきなりのビッグステップだったけど、怖さはあったけど、意識をせずに、体をリラックスさせて、それよりも、自由になりたい気持ちがありました。4年振りの20分の距離だけど運転できました。それが、二日前のことです。それからは、嬉しくって、自分で用事を見つけては、行けていなかった近所にも一人で当たり前のように運転してます。
    心の中で、不安になるんは当たり前、そりゃそう。神経が疲れて過敏やねんもん、不安になっても、恐怖にはなれへん、だって、不安になるのはわかってるから。そう思って運転してます。パニックが来てくれて、路肩に車を寄せて、身を委ねて、時間にサレンダーできれば、もっと私の間違えている記憶の癖が塗り替えられることと思います。不安の波が押し寄せてくるまで、運転し続けようと思います。本当に、えむ氏には感謝です。このログに辿り着かなければ、今の私はありませんから。ありがとうございました。これからも皆のために、発信し続けてください。長々と乱文失礼しました。

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