最近「ジョジョの奇妙な冒険」を久しぶりに読み直しています。
第1部から読んでるけど、最初のほうはあんまり面白くないです(笑)
漫画を読んでいて、「なるほどなー、これはパニック障害にも当てはまるなー」と共感した箇所があったので紹介します。
ツェペリさん
ツェペリさんは、第1部の主人公であるジョナサン・ジョースターに波紋を教え、ディオを倒す旅に一緒にしているおじさんです。
ジョジョの第1部は波紋で敵と闘います。波紋には呼吸が大事なんです。
そんな中、単行本第3巻でツェペリが名言を吐きます。
「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!
「恐怖」を我が物とすることじゃあッ!呼吸をみだすのは「恐怖」!
だが「恐怖」を支配した時!
呼吸は規則正しくみだれないッ!
波紋法の呼吸は「勇気」の産物!!人間讃歌は「勇気」の讃歌ッ!!
人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!
いくら強くてもこいつら屍生人(ゾンビ)は「勇気」を知らん!
パニック障害との関連性
パニック障害でも呼吸は大切です。呼吸が浅すぎても深すぎても体に不調が出てしまうし、呼吸の乱れによって恐怖や不安を感じる方も多いと思います。
そして、パニック障害を治すために行動療法を行うと思います。森田療法で言えば恐怖突入ですね。
恐怖突入する時、とても勇気が入ります。恐怖を感じたまま突入するわけですから。
恐怖には恐怖①と恐怖②があることをこの記事でも書いていますが、このようにパニック障害による恐怖を正しく知っていると、恐怖(正確には恐怖②)は大きくなりません。
ツェペリさんが言う「恐怖を我が物とする」、「恐怖を支配する」は恐怖を正しく認識するという意味だと思います。
パニック障害による恐怖を正しく認識すれば、恐怖突入最中でも比較的慌てず落ち着いていられるので、呼吸を安定させることができると思います。
逆に、パニック障害による恐怖を正しく認識していないと、症状が現れる(呼吸が乱れる)のは当たり前です。
恐怖を正しく認識しないで、恐怖突入するのは「勇気」ではなく「無謀」と言えるでしょう。
まとめ
(パニック障害の)怖さを知れば、(恐怖突入の)勇気が出るし、呼吸も落ち着きます。まさに呼吸は勇気の産物。
ツェペリさんの名言は深いねー。安らかにお眠りください。
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