みなさんは「セブン☆スター」って漫画知ってますか?
「ギャングキング」を描いた「柳内大樹」による元?ヤンキーたちによる世直し漫画で、週刊ヤングマガジン連載です。
どこかのコンビニで(コミック欄ではなく)雑誌の手前に並んでいて、「ギャングキングの人、また何か描いたんだー」とずっと気になっていました。「ギャングキング」は休載中でもう続きは読めそうにないけど、面白かったからね。
※2017/7/16追記
ギャングキング、連載再開しましたー。やったー!
ちなみに「セブン☆スター」とは「未成年者たちが新種のドラッグに侵され、崩壊寸前だった街を救うべく立ち上がった不良の7人が作った一夜限りの伝説のチーム」のことです。そしてこの漫画は『悪者たちを倒すことを誓い、もう一度立ち上がるセブン☆スター』の話です。
舞台は築地で、現在7巻まで読んで「セブン☆スター」はもう6人出てきました。川谷卓三、石原雄次郎、安岡力矢、緒形健、原田よしお、勝信太郎、名前だけ出来たのは美船敏郎。みんな昔の俳優の名前が当てられています。セブン☆スター以外の登場人物も俳優の名前の人ばっかというこだわり。
「ギャングキング」を読んだ時も思ったけど、「柳内大樹」漫画は名言が多いので、「ギャングキング」よろしく「セブン☆スター」も名言をまとめてみます。
ザ・フリーマン
まずは単行本3巻から、主人公川谷が手伝っている屋形船に玲子と来た「ザ・フリーマン」松田、バンドマンとして成功したいという夢がありながらも、歴史もあるし両親も潰すなと言っているし親のためにも屋形船を継がないといけないなんて言い訳をしている川谷にたいして松田が言った名言がこちら。
オヤジのせいにすんな
誰かのためってのはな… いつのまにか誰かのせいにしちまってることが多いんだよ…
じゃあオメーは死にかけのオヤジを前に 『大好きなオヤジのためにオレの大切な夢を諦めたよ』って言うのか?
気をつけろよ兄ちゃん… 一生見えもしねえ自分以外の人間の心にばかりとらわれるとな…
自分の人生すら… 自分のせいにできなくなるんだぜ?
だから『自分が今一番なにがしたいか?』 それだけでいいんだよ!
人に気を使わず、自分の自由を命をかけている松田らしい言葉ですね!
築地を乗っ取り日本初のカジノ王になろうと本気で思っていて、やることははちゃめちゃだけど、たまに言うことが的を得ていて、かっこいいやつなのか、悪いやつななのか、まだよくわかりません。
自分で決める
続いては、単行本7巻から。オレオレ詐欺のアジトを突き止めて、そこのボス大川と対峙した時に川谷が言った名言がこちら。
…オレぁロックンローラーだからよ… 昔の人間が勝手に作った法律なんかどーでもいいし…
昔の人間たちが少しずつ作っていった常識なんかクソくらえだ…
だからこそ自分の頭で真剣に考えてよぉ…
常識とかルールとかマナーとか… この世界の全部のことを… 全部自分で決めなきゃダメだろ…
年寄りいじめをしている奴らを許せない川谷。川谷はヤンキーでロックンローラーで、ルールに従わないことも多々あるけど、人の道を外れるようなことはしないってちゃんと考えてるようですね。
目先のお金につられて、流されるようにオレオレ詐欺なんかしちゃいけません。ちゃんと考えて後悔しない生き方をしなければならないのです。
この漫画はただヤンキー漫画ではなく、弱きを助け強きを挫く水戸黄門のような漫画といえます。
夢に出逢ってしまった
続いては単行本7巻から。玲子とデートをしている松田。玲子が幼なじみの川谷の何代も受け継がれてきた屋形船の話をしていて、受け継いできた人たちを考えると歴史を感じ人の人生の儚さを感じると言ったときの松田の名言がこちら。
儚さなんかクソくらえだ
アイツは本当の夢はベースで世界をとりてーんだろ?人生は全部自分だけのもんだ…
会ったこともねぇ昔の奴らのしがらみに義理立てしてる暇なんかねぇ…
アイツは出逢ったんだぜ!? 奇跡的に! その夢に!!
誰もそれを… 邪魔しちゃいけねえんだ… 絶対に…
ザ・フリーマン松田の言葉を聞くと、自分の人生は自分のものだという当たり前のことを改めて突きつけられて、やる気と責任感を持たされます。本作のラスボス?だと思うけど、あまり悪い人には見えない。
まとめ
「柳内大樹」って「ギャングキング」と「セブン☆スター」以外にもいろいろ作品があるみたいなんで、気が向いたら読んでみようかと思います。
※2017/7/16追記
今は「セブン☆スター」最強の男、三船敏郎がイギリスのギャングと暴れまわってる話がやってるよ。
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