今まで3年ほど使っていたビジネスバッグを、仕事の都合で使わなくなることになりました。ビジネスバッグ必要なさそうな仕事に就いたんで。
今までお世話になったビジネスバッグ。この鞄はもう使わなくなるんだなーと思ったとき、この鞄を買ったときはそれはそれはとても迷って悩んで買ったなーという思い出がよみがえってきました。
その時の紆余曲折と惜しくも僕のお眼鏡に敵わなかったカバンたちを思い出しながら、ブログに綴ってみたいと思います。
上質なワンランク上なカバン
5年ほど前にいわゆるブリーフケースと呼ばれるようなビジネスバッグを買おうと思った時に真っ先に考えたのが、仕事のできる大人の男性が持つような長く使って味が出るよな上質なワンランク上なカバンがほしい、ということでした。
今まで使っていたビジネスバッグは就職活動のときに買ったカバンでした。なので、せめて次は良いカバンが欲しいと。
30代を見据えて良い物がほしいと思っている時期でした。
その時にピックアップしたカバンがこのあたり。
万双(まんそう)
土屋鞄製造所(つちやかばんせいぞうじょ)
GLENROYAL(グレンロイヤル)
Whitehouse Cox(ホワイトハウス・コックス)
大人といったら総革!ブライドルレザーとかコードバンレザーとかとてもかっこいいなと思いました。こんな鞄を何年も使って、傷も味になっていくような鞄。かっこいい。
革の鞄でも比較的お値打ちで変えるのが、職人の国日本の「万双」。「ブライドル 天ファスナー」はかっこいいなと思いました。
「Whitehouse Cox」や「GLENROYAL」のブリーフケースもいいなと思ったけど、「国産」「日本製」という響きに、この時は「万双」に軍配があがっていました。
手入れや気遣いの少なくてすむ鞄がいい
総革の鞄を買おうと考えてから、いろいろそれ関係のサイトを見ていて、手入れのことなんかも知りました。それから雨の日が大変なことも知りました。「これは案外手入れとか使うときの気遣いとか面倒だな…」とうっすら気付いてきました。
そしてこれがトドメですが、よくよく考えたら僕は自転車通勤をしていて、前カゴに鞄をいれて通勤していました。ブライドルレザーの鞄を自転車に前カゴに入れて通勤しとる奴なんておらんわ!と自分につっこみをいれて、総革の鞄はやめとくことにしました。
それでも、やっぱりは大人は革!という考えが離れなかったので、次に見繕ったのがこの当たり。
Felisi(フェリージ)
Daniel&Bob(ダニエル&ボブ)
Orobianco(オロビアンコ)
総革は駄目でもナイロンとレザーのコンビなら革にそこまで気を遣わなくてもいいし、何よりオシャレだと思いました。
特に「Felisi」のブルーナイロンと茶のレザーのコンビが、黒や茶に寄りがちなビジネスシーンにネイビーを取り入れるオシャレ野郎を気取れるんじゃないかと思って、この時期はこの鞄にしようと思っていました。
実績のあるブランドの鞄がいい
それからまた鞄のことを調べていたら、どうやら上記にある「Felisi」、「Daniel&Bob」、「Orobianco」は海外(イタリア?)のブランドでありながらその国ではほとんど知名度がなく売れているのは日本だけ、という事実を知りました。
見た目だけを見繕って中身のないブランドなんて嫌でしょ。
日本で売るための海外ブランドなんて、ほんとのブランドの価値を知っていない、流行に乗っただけのカッコだけつけたがる人みたいで、敬遠したくなりました。
ほんとのブランドの価値とは?それは未だによくわからないけど、鞄の有名ブランドあたりで選ぼうかなと思うようになりました。
そう思って調べて出てきたのがこのあたり。
SAMSONITE(サムソナイト)
ACEGENE(エースジーン)
ZERO HALLIBURTON(ゼロハリバートン)
上記ののブランドはスーツケースやアタッシュケース、キャリーバッグなどの実績のあるブランド。
だから丈夫だし、高性能だし、信頼性もある。大人はこういった鞄を持つべきなのだろう。
そんなことを考えたときが一瞬ありました。
キャラ立ったスタイリッシュな鞄がいい
でもこういったブランドのブリーフケースはどこかおっさんクサイというか、どこにでもあるような鞄に見えてきて、触手が伸びませんでした。
高性能とか信頼性とか見せるものではないのかもしれないけど、何かしらキャラ立っていなければそのブランドで買う意味がないというか、「あー、ドコソコの鞄かー、いいねー。」と言われるような鞄が僕は欲しかったのです。
そんなことを考えて、また選び出したブランドがこちら。
吉田カバン / PORTER(ポーター)
master-piece(マスターピース)
PORTERは誰もが知っている鞄ブランド。PORTERのタンカーは僕もずっと使っていたので、丈夫さも認知度もオシャレ感も最低限クリアしてるとは思います。種類もたくさんあるので、選べば大人っぽくかつカッコいいのがあるかなーと思ったけど、今回は思惑に該当するのはありませんでした。
master-pieceは日本の鞄ブランドで僕も持っていますが、種類が豊富で、オシャレな感じなのは知っていました。昔の仕事の先輩でmaster-pieceのブリーフケースを持っていて、素材も色も変わっていて、でも違和感もなくオシャレだったのを覚えています。良さそうな鞄もあったけど、これだ!と思えるものはありませんでした。
安くて丈夫な鞄がいい
このころになると鞄選びの基準もどんどん変わっていきました。早く鞄が欲しかったし、最初の選考基準とは全然変わっていて、「丈夫な鞄ならいいや」になっていました。どうせ自転車通勤なんだし、雨に濡れるかもしれないし、手入れとか面倒くさいし、僕はモノを大事に扱わないほうだから、バリスティックナイロンの鞄がいいなと。
もう少し言えば、最低限ブランドとして認知度があって、おっさんクサくなくて、また鞄が欲しくなってもいいようになるべく安く買える鞄。
そう思って見つけたのが下の2つのブランド。
BRIEFING(ブリーフィング)
TUMI(トゥミ)
BRIEFINGとTUMI、結局二つのブランドで軍配があがったのはTUMIなんだけど、その理由は持ち手がTUMIのほうが丈夫そうかなと思ったのと、楽天で安く買えそうだったからという理由です。
そして、そのTUMIの鞄を2014年11月末まで使っていましたが、12月から使わなくなりました。
「TUMI 26101 DH アルファ スリム・デラックス・ポートフォリオ」という鞄なんだけど、今はもう売っていないようです。
この鞄にはお世話になったけど、これと言った思い出話も無し、この鞄が活躍した仕事のエピソードも無し、通勤時に僕の自転車のカゴに乗っていてくれただけでした(笑)
まとめ
大きな鞄でもないし、高い鞄でもないので、そんなに悩んで買うものか?と思うけど、選考基準がさいしょからずいぶん変わったおかげで、こんなに悩む羽目になりました。
次はリュックサックを買おうかと思っているので、また悩みたいと思います。
僕の買った「TUMI 26101 DH アルファ スリム・デラックス・ポートフォリオ」は下の「TUMI 26110」に変わったみたいですね。
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