パニック障害である当ブログ管理人「えむ氏(@mlog_xyz)」の近況を書く2018.6

上のアイキャッチ画像と本文とは何の関係もありません、えむ氏(@mlog_xyz)です。

最近はこのブログで自分のパニック障害の状態についてはほとんど書かずにいました。

なんで書かなかったといえば、症状が改善どころか、悪化していたからでした。

このブログでは、「こんなことやったり、あんなこと考えて生活していたら、パニック障害が良くなってきたよ」という感じの記事を書きたかったので、パニック障害関連の記事はどうしても減っていきました。

それにしても、症状が悪ければ悪いなりに、思ったことや感じたことがあるので、そういうのも書かなくてはと思っていましたが、ギターを買ったこともあって、それに夢中になってました笑

パニック障害はこのブログの1本の柱でありますし、僕の現在の症状なんかが知りたいというお話も頂いたので、久しぶり書いてみます。

スポンサーリンク

症状悪化のきっかけはパニック発作

これは毎回なんですけど、症状が悪化するきっかけはパニック発作です。

会社からの帰宅中にパニック発作が起き、それから予期不安、広場恐怖が起きるようになりました。

会社に行く道中が一人だということが不安になり、父に会社までの道中を途中まで車で並走してもらうことにしました。

仕事している間は特に問題なく、通勤時間の車を一人で運転している状況だけ怖かったです。

それが1年くらい前。

それから、父と並走する毎日でしたが、だんだん慣れていき、父が離れても不安をあまり感じなくなり、一人でも会社に行けるかなーと思っている矢先にまたパニック発作が起きました。

それが1月前くらい。

今はなかなかの不安・緊張状態で、仕事でも信頼の置ける上司がいないと不安ですし、通勤もほとんど会社まで父についてきてもらうような状態です。

最近の症状は頭痛と眠気、過呼吸、体の緊張が多いです。睡眠時パニック発作として、過呼吸っぽくなることが多いです。

一度パニック発作が起きると、不安のスイッチが入りやすくなり、今まで大丈夫だった場所や状況でも予期不安や広場恐怖が起きるようになります。

特に最近は過呼吸気味になるので、予期不安や広場恐怖が出るとまず出てくる症状が呼吸の苦しさです。

パニック障害でよくある体の発汗や発熱、緊張などは起きてもそこまで焦りはしませんが、息苦しさやめまいは「死」を連想させ、とたんに焦ってしまい、誰かに助けを求めたくなったり、予期不安や広場恐怖が強固なものになったりします。

症状が悪化する根本的な原因は?

前から思っていましたが、症状が良くなってもまた悪化したり、一定のところからそれ以上良くなっていかないのは、場当たり的な対処法しかしていないからだと思います。結局は毎回「慣れていた」だけであり、克服したわけではない、ということです。

犬の苦手な人で例えるなら、リードをされている犬がギリギリ届かないところを走って通り過ぎれるようになったくらいなもんです。

虫の苦手な人で例えるなら、手のひらに虫を載せて10秒耐えられるようになったくらいなもんです。

犬や虫をなんとなく観察して、「これくらいなら犬は何も反応しないな」とか「こうやって持てば虫は動き出さないな」とか学習しただけであって、本当の犬や虫のことはわかっておらず何も克服もしていない。

それで「もう犬は大丈夫」、「虫は平気」とか言って生活していたら、今度は前よりリードの長い犬が飛びついて来た、虫が手のひらで動き出したとかで、結局もとの「犬嫌い」、「虫嫌い」に戻ってしまったという感じでしょうか。

もしこの人が再び「犬」や「虫」を克服するには、リードの長さを正確に知ることが大事なのでしょうか?どれだけゆっくり歩けば犬が反応しないかを知ることが大事でしょうか?どうやって持てば虫は動き出さないか知ることが大事なのでしょうか?

このようなことをやっていれば、またいずれ「慣れる」かもしれませんが、それは場当たり的な対処法であり、またいずれ対処が効かなくなる可能性があり、同じことを何回も繰り返すことになります。

「犬」や「虫」と「パニック発作」、「予期不安」、「広場恐怖」は違うものですが、僕が行ってきたパニック障害の対処法は上記のような感じです。

場当たり的な対処法の効能

だから「場当たり的な対処法」では同じことを繰り返してしまう、「慣れる」だけで克服しているわけでないとわかっているにかかわらず、何で毎回同じ間違いを繰り返しいるかといえば、「慣れる」ことが最低限の生活に戻る最短の方法だからです。

僕であれば、毎日仕事に行くこと。

最低限の生活(仕事)は、僕がゆっくり克服したり、ちゃんと克服したりすることを待っていてはくれません。パニック発作起きた次の日でも仕事はあります。

なので、最低限の生活に戻るには、怖くても不安でも会社に行くこと、誰かに助けを求めたり頓服薬に頼ったりしてでも会社に行くこと、不安でも我慢して会社にいること。そして会社に行っても不安や恐怖が起こらなくなります。

これは結局は「慣れた」だけなのですが、仕事に復帰することだけを考えればこの方法が最短です。

そして「慣れる」ことにより、予期不安、広場恐怖、パニック発作からは遠ざかります。接点がなくなります。

最低限の生活ができる喜びと安心感に浸っていると、さらに高い目標である「パニック障害の根本解決」は霞みます。

パニック障害克服は本だけ読んでいれば良いというものではなく、体験の中で学び克服していくものだと思います。

ですが、最低限の生活にさえ支障がないので、どうしても後回しにしてしまいます。

そんな感じでのらりくらりと暮らしていると、また大きなパニック発作に見舞われる、というわけです。

場当たり的な対処法の弊害

さっきも書きましたが、パニック障害克服は本だけ読んでいれば良いというものではなく、体験の中で学び克服していくものだと思います。

ほんとうはパニック発作や予期不安が広場恐怖が起きている瞬間に、今まで知識や経験をフル活用して、体験的に学んでいくことだと思います。

ですが、最低限の生活に最短で戻るために、無理やりにでも慣れていく方法は、知識も経験も関係なく、例えるなら「理解度外視の詰め込み教育」のようなものです。とりあえずテストに出てくる問題の解き方を覚えただけです。

そして、最低限の生活に戻るとパニック発作や予期不安が広場恐怖に触れることは少なくなり、自分から積極的に触れに行く(苦手な場所・環境に身を置く)ことをしなければ、体験できません。

ですが、わざわざ自分から恐怖に立ち向かうことは、最低限の生活ができている今積極的行いたいものでもなく、逆に最低限の生活さえ奪われかねないので、克服への積極性は失われます。

そしてまた、いつの日か意図しなかった状態でパニック発作に襲われ、こんな虚をつかれた状態では今まで知識や経験を活用できるわけもなく、ただただ惨敗ってな感じです。

まとめ

みなさんがこんな感じといわけでなく、僕はこんな感じで同じことを何度も繰り返し、パニック障害の歴だけがどんどん伸びています。

ここ数週間で、体調がガクッと悪くなったこともあり、最低限の生活に最短で戻ることを第一と考えず、発作、予期不安の中で、自分がどんなことを考え、どんな感覚になっているかを観察しています。

コメント

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました