大人になると、泣くことが少なくなりませんか?えむ氏(@mlog_xyz)です。
感動モノの映画なんか見ると泣いてしまうという人はたくさんいるかもしれません。
でも僕が言いたい涙は「悔し涙」や「嬉し涙」のことです。
ほとんど人が悔し涙や嬉し涙は流す機会は無いんじゃないでしょうか。
悔し涙
パニック障害を患っていると、前までできていたことができなくなることがあります。
例えば、今まで行けていた場所まで行けなくなったとか、こういう状況が苦手になったとか。
どうしても怖い。何か不安。そう思ってその行動をすることを諦めてた時、とてつもない情けなさに襲われます。
「前までできていたのに何で不安になるんだ!」
「どうしてこんなこともできないんだ!」
そう思っていると、悔しくて泣けてきます。
みんなができていることができない。普通のことができない。
こんな簡単なことができない。情けなさで泣けてきます。
そして、それが周りに迷惑をかけているともなると、申し訳なさで死にたくなります。
ほんとは周りはそんなに迷惑と思ってなくて自分の加害妄想がヒドいことが多いんだけど、そんなことはお構いなく申し訳なさでいっぱいになります。
嬉し涙
逆にできなかったことができた時、嬉しくて泣けてきます。
「昨日は行けなかったけど、今日は行くことができた!」
「不安を感じることなく過ごせた!」
できたことへの喜び、できることの幸せ、そんなことを感じていると、自然と涙が出てきます。
やりたかったのにずっとできなかったこと、何度も何度も挑戦してきたこと、それができたときは喜びもひとしおです。
それで
人間は忘れやすい。特に僕みたいにダラダラ生きていると、悔し涙も嬉し涙も忘れて、のらりくらりと生きてしまうおそれがあります。
体調がよくなって、なんとなく普通に過ごせるようになったら、僕は「できなかった悔しさ」も、「できたことの嬉しさ」も忘れてしまうと思います。なぜなら、今までも忘れて生きてきたから。
そして、のうのうと暮らして、そして、体調が悪くなった時、ほんの少しだけ思い出す。「毎回こんな悔しさを味わっているな」と。
悔し涙、嬉し涙を忘れず、真摯に生きていけば、同じことを繰り返さず前に進んでいけるんじゃないかと思って書いてみました。
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