パニック発作

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次はパニック発作について説明します。パニック発作はパニック障害を患っている方が最も恐れているものだと思います。
しかし、パニック発作も前述した日々付きまとう不快な症状と起きる原因はほぼ同じなのです。

違うところは、日々付きまとう不快な症状は神経が過敏な状態が持続したがために起きる症状に対し、パニック発作は不安や緊張、ストレスによって、神経過敏状態が強くなったり弱くなったりを繰り返した結果耐え切れなくなった状態といったところでしょうか。
結局のところパニック発作も日々付きまとう不快な症状と同じように、交感神経優位な状態が続くこと、自律神経系のバランスが崩れることによって起きています。ですからパニック発作も前述した4つの言葉を使って治していきます。

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パニック発作を4つの言葉で治そう

ある架空のパニック障害患者(以下:Cさん)を例に説明します。

Cさんはパニック障害を患っています。電車に乗ることにとても恐怖心を抱いています。また閉鎖的な場所(スーパー、エレベーターなど)もだんだんと恐れるようになってきました。

Cさんは友達と映画館に行きました。内心では映画館に行くことに不安を感じていました。Cさんは席に座りましたがだいぶ緊張と不安に襲われていました。「大丈夫かな…どうしよう…」。そして開演のベルがなり館内が真っ暗になったとき、Cさんの恐怖心は膨れ上がり、体は緊張し、自分を抑えられない感覚に陥り、とうとう映画を見ぬまま館内を飛び出してしまいました。

「やばい」、「どうしよう」はパニック発作の予兆

パニック発作が起きるときってこんな感じではないですか?自分自身でなんとなくパニック発作が起きるのではいかとうすうす予感していて、頭の中は不安と心配でいっぱいになっていて、その予兆を感じたとき、心の中で「やばい…」「どうしよう…」「大丈夫かな…」などと考えて、結局耐え切れなくなって、恐怖心が爆発して、パニック発作に襲われる、こんな感じですよね。

パニック発作は突然襲ってくるとよく言いますけど、実際はパニック発作の予兆を感じている方も大勢いると思います。
予兆とは前述した、内心の不安感や「やばい…」「どうしよう…」「大丈夫かな…」というような心の声のことです。
パニック発作が起きるとき、実は2つの恐怖があなたを襲っていて、その対処の仕方を知らないため自らパニック発作を起こしてしまっているのです。

2つの恐怖

もう一度言います。パニック発作が起きる前に2つの恐怖があなたを襲っています。自ら恐怖を起こしているとも言えます。

1つ目の恐怖は人間が備え持つ一般的な恐怖、危険が迫ったりするときに起こる恐怖です。もしくは自分が不安や恐怖を感じる不快な症状やストレス、これらも1つ目の恐怖に含まれます。
これらを仮に「恐怖①」としましょう。パニック障害を患っている方はその恐怖①に敏感に、また大袈裟に反応してしまいます。これは自律神経系のバランスが崩れているので、交感神経が必要以上に刺激されるため、神経過敏状態になっているため、普段なら何でもない恐怖を強烈に感じてしまうのです。

恐怖が起きていることに恐怖する

この恐怖①への敏感で大袈裟な反応こそ2つ目の恐怖です。これを「恐怖②」としましょう。要するに恐怖①に対して恐怖②を抱いているということです。
恐怖①は神経過敏状態の方にはとても強烈に感じます。そしてその恐怖①に対する恐怖②は簡単には退散してくれません。その結果緊張状態がピークに達しパニック発作を起こしてしまうのです。

パニック発作前述したCさんの例でいけば、映画館という暗く、逃げることが難しい場所に来たことで、恐怖①が起きます。これは暗いところが苦手な人などでも起きる普通の恐怖です。いつもと違う状況にきたというストレスです。
そして「やばい…」「どうしよう…」「大丈夫かな…」と思うことで恐怖②をどんどん大きくしてしまいました。そしてパニック発作を起こしてしまいました。恐怖①が起きたことに恐怖②してしまったと言えます。

2種類の恐怖を知ることはパニック発作の克服においてとても重要なことです。ちょっと恐怖①と恐怖②についてまとめてみました。

恐怖①

正体:人間の本能的感情、体に起こる不快な症状、ストレスなど
性質:神経過敏状態の人にはとても頻繁に起こりやすく、またとても強烈である。
普段ならすぐに消えるものだが、恐怖②とのコンボにより持続性が増す。
コントロールできない。

恐怖②

正体:恐怖①への反応
性質:焦れば焦るほどパワーを増す。
恐怖①の持続を助ける。
自律神経系のバランスをより崩し、神経をより過敏にする。
経験と練習により対処することができる。

恐怖②をコントロールしよう

前述しましたが、パニック発作も日々付きまとう不快な症状と同じように、交感神経優位な状態が続くこと、自律神経系のバランスが崩れることによって起きています。
したがって対処すべきは恐怖②です。恐怖②は神経を過敏にします。それによって恐怖①が頻繁に起こりやすくなり、また恐怖②が起こり、恐怖①を援護しながら恐怖②もより強烈になり、より神経を過敏にします。その悪循環を断ち切らないとパニック発作は起き続けるのです。

恐怖①は人間に備わっている反射的に起こる恐怖なのでコントロールすることはできません。しかし、恐怖②は経験と練習によってコントロールすることが可能です。
恐怖②を見極めて適切に対処することによって、交感神経優位な状態が緩和されていき、過敏な神経も和らいでいきます。

恐怖②は大きくさせないこと

パニック発作を起こさせないためには恐怖②をコントロールできるようにならなければなりません。恐怖②をなるべく起こさないように、起きても大きくさせなければ、恐怖①はそれだけでは持続性がないのですぐ消えてしまいます。恐怖①はどうしようもできません。恐怖②をうまく対処していけば、神経過敏状態から脱することができ、結果パニック発作が起きづらい体になるでしょう。

目次

1. あなたのパニック障害の治し方、間違っていませんか?
2. 自律神経について
3. パニック障害のメカニズム
4. 4つの言葉
5. 常に付きまとう不快な症状
6. 不快な症状は過敏な神経のいたずら
7. パニック発作
8. 恐怖を識別する
9. 広場恐怖
10. 4つの言葉をうまく使うために

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