[パニック障害]本当に不安に勝つということは不安を気にしなくなることだ

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今日は一人で車でブラブラしました。

以前一人で車でブラブラしたときよりも不安はなく、余裕を持っていろいろと行くことができました。

不安と言えば、僕は昔不安が起きなくなればいいなと思っていました(笑)

パニック障害になってパニック発作や予期不安や広場恐怖が出て、それが全然なくならなくて、「不安が起きなければこんなことにはならないのに!不安なんて起きなくなればパニック障害が治るのに!」と思ってました。

でもこれは間違っていて、パニック障害が治った人は、不安が起きなくなった人ではありません。健常者は不安が起きないからパニック発作や予期不安が出ないのではありません。不安は誰にでも起きています。不安は生きるうえでとても必要なものですから。

もうひとつ思っていたことは「不安に打ち勝てる精神力があればいいな」と思っていました。

でもこれも間違っていて、パニック障害が治った人は不安に打ち勝tるようになったわけではないし、健常者は日々不安に打ち勝っているわけではないのです

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健常者は不安を意識に上がる前に処理している

パニック障害でない人たちは、日々の不安をどうこうしているわけではありません。不安に打ち勝とうとか、やりすごそうとか、見てみぬフリをしようとか、そんなことをしているのではないのです。

パニック障害でない人たちは、日々の不安を感じていないのです。大きな不安は感じているでしょうが、パニック障害の人が気にしてしまうような不安は感じていません。

これは鈍感という意味ではなく、不安を潜在意識の中で処理しているというか、意識に上がってくる前に処理しているということです。

僕たちパニック障害を患う人たちは、不安を気にします。その不安をを乗り越えることによって自信をつけて、もっと大きな不安と対峙して、それをも乗り越えていき、パニック障害を治そうとしています。

だけど、パニック障害が治るということは、大きな不安をも乗り越えられることではなく、気にならなくなることなのです

「あ、大きな不安が来た。」と意識して「でも乗り越えちゃうぞ」という状態になるのではなく、そんな不安を意識に上がる前に処理してしまう、つまりは不安が起きていることさえ意識せず勝手に処理してしまっているということです。

なので、不安が起きるという状態ではまだまだ完治は先なのでしょう。だけど、どこで不安が気にならなくなるかわかりません。そうなるには認知行動療法などで、不安に対峙することが大事だと思います。その繰り返しが不安を気にならなくなることだと思います。だから結局はやることは同じなのかもしれません。

でも目標を持つなら、「不安に打ち勝てるようになろう」ではなく「不安が気にならなくなるようになろう」にしましょう。

僕にも経験があります。前はこの場所に行くと不安になっていたという場所でも、今では何の不安も感じないし、何も気になることもない場所。その場所に行く度、僕はわざわざ「不安だけど乗り越えて」いるわけでありません。おそらく意識に上がる前に不安を消しているのでしょう。だけど、そうなるにはまず「不安が来たけどどうにかしよう」を繰り返してきました。

だからどんどん不安と対峙して、不安に勝って、不安を乗り越えて、そのうち不安を気にならなくなりたいです。

コメント

  1. eri より:

    こんにちは。
    私は病院で診断されたわけではないのですが、閉鎖空間で妙にソワソワしたり、
    動悸や不安、もともと自律神経が弱く、おそらく軽いパニックなのだと思っております。

    記事に書かれているとおり、不安を無くすというより気にならなくするのは良い考えだと思いました。
    どうしても、不安を完全になくしたい!と思ってしまいますがそれ自体が完璧主義というか人間に本来備わっている機能なので完全に無くすのは無理ですよね。。。
    最近不安感が強く困っているのでブログを参考にさせて頂きます!

    • えむ氏 より:

      eriさん、こんにちは。

      不安が起きてもいいんですよ。不安は誰でも起きますから。

      ただそこで「この不安は大したことない、正常な不安だ」と思えるか、
      「不安が起きた!やばい!どうしよう!」と思うか。

      前者を続けられれば、不安は収まってくれるし、
      そのうち気にならなくなっていくけど、
      後者だと「第2の恐怖」を起こして、
      恐怖とアドレナリン分泌の悪循環が起こってしまいます。

      不安が起こっても、それを否定せず、そのまま受けれ入れるのがいいですよ。

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