Windows7も来年にはサポート終了しちゃいますね、えむ氏(@mlog_xyz)です。
Windows7と違って、Windows10では回復ドライブとシステムイメージでバックアップを取っています。
Windows8.1も同じですかね。
回復ドライブは初期バックアップで、システムイメージはセットアップ後のバックアップといった感じで使い分けています。
回復ドライブの作成にはUSBメモリが必須です。16GBあれば大丈夫かと思います。8GBのUSBメモリでも作成できることもあります。
外付けHDDでも作成できなくもないですが、外付けHDDに格納してあるその他のデータが消えてしまいますので、現実的ではありません。ちょうどよい容量のUSBを用意するのが無難です。
ただ、たくさんのPCの回復ドライブを作成しなきゃいけないとなると、PCの数と同じだけUSBメモリを用意しなきゃいけないので、管理するのも大変だし、コスパも悪いですよね?
なので、「どうにか外付けHDDで保管できないか」と考えていろいろと実験してみたらどうやら保存できそうなので、その方法を紹介します。
回復ドライブをそのままコピーしても駄目
まず通常通り回復ドライブを作成します。なので1つはUSBメモリを用意しましょう。
回復ドライブの中身を確認するとこんな感じです。
この中身を別のUSBメモリに普通にコピーしても、それを回復ドライブとして使用することはできません。
コピーの仕方にちょっとしたコツがあります。
回復ドライブを外付けHDDにバックアップするには
回復ドライブのUSBメモリの中には、通常では見えない隠しファイルとシステムファイルがあります。
それらのファイルも併せてコピーすれば外付けHDDにバックアップしておくことが可能ですし、別のUSBメモリにコピーして回復ドライブとして使用することも可能になります。
隠しファイルとシステムファイルを表示するには
まずは、回復ドライブをPCに挿してエクスプローラーで見てみましょう。
USBメモリの中には以下のものが入っているはずです。
- 「EFI」フォルダ
- 「sources」フォルダ
- 「reagent.xml」ファイル
隠しファイルの表示方法
隠しファイルを表示するには、エクスプローラーで「表示」タブをクリックし、「隠しファイル」にチェックをいれるだけです。
システムファイルの表示方法
システムファイルを表示するには、まずエクスプローラーで「表示」タブをクリックし、「オプション」をクリックします。
すると「フォルダーオプション」というウィンドウが表示されますので、「表示」タブをクリックし、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外します。
チェックを外そうとすると「警告」が表示されますので、「OK」をクリックします。
「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックが外れますので、「OK」をクリックします。
隠しファイルとシステムファイルが表示されると
もう一度回復ドライブの中身を見てみましょう。
こんな感じになります。
上で見たときよりもいろんなフォルダやファイルが増えています。
これらのフォルダやファイルをまるごとコピーすることで、外付けHDDにバックアップしておくことができます。
そしてそれらのフォルダやファイルをまるごとUSBメモリにコピーして、回復ドライブとして使用することもできます。
※コピーが済んだら、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックは入れておきましょう。
外付けHDDにバックアップ
上記の方法で外付けHDDにコピペしてバックアップしてももちろんいいんですが、他にも方法があります。
ZIPファイルにしてバックアップ
そのままコピペしてしまうと、ファイルやフォルダを触ることができてしまいますので、うっかりファイルを更新したり削除してしまうおそれがあります。
そうなると回復ドライブとして機能しなくなる可能性があります。
ですので、回復ドライブの中身をまるごとZIPファイルに圧縮し、ZIPファイルとして外付けHDDにバックアップしておくのも良いでしょう。
もちろん、ZIPファイルにしたファイルを解凍し、USBメモリに格納することで、回復ドライブとして機能することを確認済みです。
ISOファイルにしてバックアップ
ZIPファイルでなくても、ISOファイル(イメージファイル)でも良いでしょう。
ライティングソフトを使えば、簡単にISOファイルを作成することができます。
例えば「ImgBurn」というソフト。
ファイル/フォルダからイメージファイルを作成するとき、オプションとして、「隠しファイルを含める」と「システムファイルを含める」にチェックをいれておけば、まるごとISOファイルにしてくれます。
ISOファイルにして回復ドライブの中身を「Daemon Tools Lite」等でマウントし、中身をUSBメモリにコピペすることで、回復ドライブとして機能することを確認済みです。
まとめ
どのバックアップ方法も、回復ドライブとして機能するか実践済みですが、コピーしてバックアップする際は自己責任でお願いします。
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