心の病気を治す 自分でできる「心理療法」

おすすめの本。『心の病気を治す 自分でできる「心理療法」―症状を根本から改善する西尾式心理療法のすべて』。

この本に出会ったのは2年ほど前ですが、この本で僕は自律訓練法というものを知りました。

そもそもこの本に書いてある西尾式心理療法の核であろう「自己コントロール法」は、簡単に言ってしまえば、「自律訓練法+自己暗示」ということになります。自律訓練法によって催眠にも似た深いリラックス状態をつくりだし、さらにイメージや言葉を使った自己暗示で、自律神経のバランスを整え健康な体にし、心のあり方を変えていくという、タイトル通り自分でできる心理療法がこの本には載っています。

「自律訓練法なら私知ってるよ、やってるよ」という方もたくさんいると思いますが、この本の「自己コントロール法」は「+自己暗示」というまさにプラス効果があり、これがあるのとないのとではだいぶ違う、と僕は思います。

心をタマゴとして考えてみてください。殻が表面意識で、中身が潜在意識です。表面意識とは理性のことで、潜在意識とは本能のことです。パニック発作とかって体の内なる部分から湧き上がる感じがありますが、あれは潜在意識のほうが起こしているんです。そして自分でパニック発作を何とか抑えようとする時、表面意識が頑張るんですけど、中身の潜在意識のほうが大きく圧倒的なパワーをもっているので、抑えきれず殻の表面意識を破り表に出てきちゃうんです。なので解決するには潜在意識の意識改革?をしないといけないんだけど、殻の表面意識は固いので、普通に訴えかけても潜在意識には届かないんです。そこで「自己コントロール法」なんです。

自己コントロール法ではまず、自分の性格傾向を知ります。そして自律訓練法を行い、深いリラックス状態で自己暗示を行います。そうすると表面意識が眠った状態になり、そのゆるみをついて、いつもは表面意識に包まれて隠れている潜在意識に働きかけるのです。自己暗示は、症状を改善する言葉やその人の性格傾向にあった心のあり方を変える言葉を心の中で唱える暗示と、自分の嫌なこと、出来ないことなどができているところをイメージする暗示があります。これらの方法はすべて本に載っています。その他に心理療法のことや西尾心理療法指導室のことが書かれています。

僕は昔はこの「自己コントロール法」を毎日のようにやり、仕事の休み時間などにもやっていました。慣れてしまえば10分ほどで出来ます。この本に載っていましたが、人間の脳は現実とイメージを区別できないそうなので、このイメージする暗示は外出前にやったり、毎日積み重ねとておくことによって、行動療法の成果にも大きく関わると思います。だから自律訓練法をやっている方は、ぜひこの自己コントロール法も試してみてもらいたいです。またこの療法はパニック障害のような神経症以外にも、自律神経失調症などの症状や、あがり、赤面、ガス不安などの日常生活に支障のある症状などにも効果があるので、このような症状に悩まれている方にもおすすめです。

というこでぜひ一読してみてください。

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